4/16 メンタルヘルス

アロマセラピストという仕事をしているとメンタルヘルスの大切さは日々実感します。私がアロマセラピストとして活動するきっかけになったのもメンタルヘルスです。

夕暮れのラベンダー畑
ラベンダー畑

・馬鹿みたいに働いていた時代

1990年代、当時私は貿易関連の会社で会社員をしていました。バブル時代で会社の経費も今では考えらような勢いで使われていましたが、その代わり仕事量もすごかった。

終電まで仕事をして、そこから飲み会があったりするので、タクシーで明け方帰って朝また会社に行く。馬鹿ものですよね。

そんな時、同僚が今でいうパニック障害になりました。ご存知のようにパニック障害は心身症で動悸・息切れ・めまいや不眠など、心の問題がからだにあらわれてくるわけですが、当時はまだパニック障害という言葉も一般的ではありませんでした。

心療内科がやっとできはじめたばかりで、原因不明の症状に何科に行けばよいかすら分からず、当時、大阪の住友病院に開設されたばかりの心療内科を受診し友人はつらい症状と戦っていました。

結局、彼は電車にのることができず、通勤できなくなって、退職することになりました。今なら過労・労災適応などで訴訟問題になるかもしれませんが…

私は直感的に自分たちの生活スタイルには問題があるなと感じていたので、ふと、自分もそのまま仕事を続けることに疑問を感じました。これが本当にやりたいことなのか?ちょっと美化していますが、実際は友人を通して自分も限界を感じていたのかもしれません。

・よくありがちですが、自分探しの旅

私は翌年、惜しまれながら退職しました。(本当に惜しまれながらですよ 笑)そして、以前からあこがれていたイギリスに行ってみることにしました。そこで、色々な人や文化と出会うのですが、その一つがアロマセラピーでした。

そのころイギリスでのアロマセラピーはちょうど今の日本と同じように文化としてのピークを迎えていました。イギリスでも医療費の問題や機序が明確ではない、心身症への対応を模索していました。そんな中、自律神経のバランスを整えることで根本的にストレスの原因を追随するアロマセラピーをはじめとする補完療法は医療費問題への一筋の光として注目をあびていました。

私は多くの人を介して運命のようにアロマセラピーと出会い、気づくとビザを延長してアロマセラピーの学校に入学していました。これで友人の助けができるかもしれないなどと単純に考えていました。

2年ほど滞在し、ビザも切れて帰国した私は現実に直面します。アロマセラピーを職業にするつもりで帰ってきたのに、世間の人はまだアロマセラピーという言葉すら知らない。まずは正しくアロマセラピーを拡散することからはじめねば。

そこからはやはり多くの人のサポートでアロマセラピストとしての仕事をスタートさせます。精油会社・サロン運営・学校運営色々な経験をさせていただきました。

大阪で運営していたサロンでは「ストレスからの開放・こころとからだの声を聞く」をコンセプトに病気になる寸前のお客様に施術を行っていました。(これはいまでも私の施術の指針になっています。)

ストレスはじわじわと私たちの生活に現れます。ちょっと気を抜くと周りはストレッサー(ストレスの原因になる事柄)だらけで自分のキャパシティーを超えたストレスのスパイラルから抜けられなくなり、自分では気づかなくなります。

そのスパイラルから抜けるお手伝いをするのがアロマセラピーです。特にトリートメントと呼ばれるボディーワークは効果的でもし、自分ではどうしようもなくなったら是非試されることをお勧めします。

アロマセラピーに関わらず補完療法を試されるときの注意点

  • 即効性を求めたりすぐに改善は期待しないでください。その日に変化がみられるケースもありますが、自分のからだに気づくところからスタートという場合もあります。数回継続して変化することが多いです。
  • 保険はききませんので、必ず事前に料金を確認してください。施術前に料金がクリアでないサロンなどはお勧めしません。
  • 信頼関係が作りやすいセラピストを選んでください。お友達の紹介など。
  • 今、何かの治療中の場合は補完療法の種類によってはその治療家の許可を得たり、補完療法を受けられないといわれる場合があります。ex.ホメオパシーなど

・私のミッション

帰国してから1年半ほどたったころ、今の私の仕事につながる大きな出会いがあります。高槻の老人保健施設ローズマリーです。私はそこで福祉で行うアロマセラピー「アロマケア」をスタートさせることになります。その後、学校運営にも携わります。

福祉におけるアロマケアについてはこちらの書籍をよかったらご覧になってください。私の活動について生みの苦しみで、福祉関係者やアロマセラピストに向けて執筆しました。

現在は高齢者へのアロマケアなど、福祉関係施設での施術をメインに行っています。
認知症予防のワークショップや施設スタッフのトレーニングにも携わっていますので、ご興味のある方はお気軽にお声掛けください。

サロンのサイトはこちらになります。http://forghand.com

この記事は以前お世話になった先生が立ち上げた「メンタルヘルスを鍛えて、ストレスに強くなろう会」というFacebookグループにご招待いただいたことをきっかけに執筆しました。この会が誰かのために役立つよう微力ながら協力させていただきたいと思います。ご招待に感謝します。 櫻井かづみ

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